兵庫県病院協同組合は、昭和37年8月に神戸私立病院長会(現一般社団法人兵庫県民間病院協会)の会員有志が発起人となり、民間病院の経済的地位向上を図る目的で組合を設立し、初代理事長安田寛之先生から7代目理事長松浦梅春先生まで、卓越した経営手腕を有するリーダーのもと、様々な組合活動を通じて組合及び会員病院の発展に大きく貢献してまいりました。
私は、平成26年5月に8代目の理事長を引継ぎ、現在6期目を務めておりますが、近年、インターネット等の発展に伴い物流の迅速化、簡素化が進み、組合活動の柱であるスケールメリットを生かした企業との価格交渉等の活用頻度が低下して組合活動が低下傾向にありました。
しかし、新型コロナウイルス感染症流行以降の急激な物価上昇等により、病院経営が極めて厳しい経済状況に晒されることになり、中小規模の民間病院においては組合活動の必要性が今一度見直されています。
この度、ホームページを立ち上げ、情報発信を強化し、「民間病院の相互扶助を精神とし、共同事業によって経済的に弱い立場に立たざるを得ない民間病院に公正で自主的な経済活動の機会を確保し、その経済的地位の向上を図る。」という設立原点に立ち返り、組合活動の活性化、組合病院の経済的支援に努めてまいりたいと考えておりますので、組合員、賛助会員等、関係各位のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
